予備校の人気講師である主人公は、従妹・颯沙の父親であった如月紀雪氏の葬式に来ていた。
紀雪氏は名の知られたヴィオラ奏者で、温厚で誠実な人物だったが、五月の連休の直後、病で急逝したのだ。
親類たちと話しているうちに、主人公が故人・紀雪氏から預かった宝石のことが話題に上がり、それを聞いた颯沙はすぐに返して欲しいと言うのだった。
夜になって主人公は颯沙の元に宝石を届けたが些細な気持ちの行き違いで言い争いになってしまった…
その時、颯沙に渡した首飾りの宝石が輝き、颯沙が鏡の中に見える世界へと消えようとしていた瞬間、強烈な風を受け主人公は気を失ってしまう。
目を覚ました時、目の前には見知らぬ景色が広がっていた。
澄んだ綺麗な海と穏やかな空がどこまでも広がっていて、花の香りの風が吹くところ‥‥。

「…あの夜、颯沙が鏡の中に見えると話していた海…。」
そんな世界に迷い込み、アルシオと呼ばれる町の近くで倒れていた主人公を助けてくれたのは、大きなリボンをつけた発明家志望の女の子、エイプリル。
そして、彼女が師匠と慕うスレンダーな女性、ステラ。

二人に支えられて、主人公は一緒に迷い込んだはずの颯沙を探しはじめる。
この町で主人公は颯沙と再び出会い、元の世界に帰ることができるのだろうか‥‥。

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